実践研究は何をめざすか : 日本語教育における実践研究の意味と可能性
細川英雄・三代純平 編
「実践研究」とは何か、「実践研究」とはどうあるべきかという根本的な問いを追究する。改めて「実践研究」を問い直した理論編と、その議論を共有しつつ、それぞれの実践研究をもとに執筆された実践編の二部から成る。
細川英雄・三代純平 編
「実践研究」とは何か、「実践研究」とはどうあるべきかという根本的な問いを追究する。改めて「実践研究」を問い直した理論編と、その議論を共有しつつ、それぞれの実践研究をもとに執筆された実践編の二部から成る。
日本語/日本語教育研究会 編
2009年に設立された日本語/日本語教育研究会の研究会誌第5号。
太田陽子 著
「日本語教育文法」について検証し、コミュニケーション能力育成に資する文法記述のあり方を探る。モダリティ表現の「ハズダ」を例に、これまでの文法説明や文型指導に欠けていた「文脈」という観点の重要性を示し、教育に役立つ文法記述の方法を提案する。
佐藤慎司・熊谷由理 編
日本語教育/国語教育/英語教育に携わる研究者たちが文化、コミュニケーション、能力という概念が、言語教育の分野でどのように理論化されてきたかを詳らかにし、その問題点を明らかにしている。「異文化コミュニケーション能力」概念の再考を促す一冊。
毛利貴美 著
留学生の講義理解の過程を明らかにした一冊。講義中の視線行動やインタビューなどを詳細に分析することで、学生が講義を理解する際、あるいは、理解に問題が生じた際に、どのような調整を行っているかが示される。
市嶋典子 著
日本語教育の分野において評価研究と実践研究がどのように行われてきたのか、過去の文献を詳細に調査し、その問題点を浮き彫りにする。その上で、自身の教育実践を示し、「対話的アセスメント」という新たな評価の概念とアプローチを提起する。
一橋日本語教育研究会 編
一橋日本語教育研究会の研究会誌。一橋日本語教育研究会とは、一橋大学大学院言語社会研究科第2部門に所属する現役学生、修了生および、教員を中心とした研究会で、2012年に設立された。年一回刊行。
宇佐美洋 著
外国人の書いた「謝罪文」に対する日本人の「評価」を調査し、日本人が、外国人の日本語に対して、どのような印象を抱き、価値判断を行っているのか、そのプロセスをモデル化して提示する。
イマ×ココ編集委員会 編
『イマ×ココ』は、言語教育における実践の共有をめざす雑誌(年刊)です。現場の実践を丸ごと記し・伝えること、それを共有し、それぞれの眼差しで意味づけることで、実践をより豊かで多様なものに変えていくことができる、という信念の下に創刊されました。
庵功雄・イ ヨンスク・森篤嗣 編
「やさしい日本語」の持つ3つの側面(補償教育の対象/地域社会における共通言語/地域型初級の対象)を軸に議論を展開しつつ、「外国人」だけでなく、「視覚/聴覚障がい者」へも対象を広げ、その可能性をさぐる。