
「多文化グループワーク」による言語と文化の創造学習 : 知識科学の視点から見るアクティブ・ラーニング
李暁燕 著
知識科学の視点から、異なる言語・文化的背景を持つメンバーによるグループワークの授業を分析したもの。グループと個人、それぞれのレベルにおける知識変容と人間的成長を考察したうえで、多文化グループワークにおいて知識が創造されていく過程をモデル化する。
李暁燕 著
知識科学の視点から、異なる言語・文化的背景を持つメンバーによるグループワークの授業を分析したもの。グループと個人、それぞれのレベルにおける知識変容と人間的成長を考察したうえで、多文化グループワークにおいて知識が創造されていく過程をモデル化する。
飯野令子 著
5名の日本語教師のライフストーリーを横断的に分析し、教育環境の移動が教師の成長にどう関わっているかを考察。そして、新たな「教師の成長」の概念を提示することで、今後の日本語教師養成・研修の方向性を示す。
田崎敦子 著
日本人学生/教員と留学生の間で、日本語と英語のコードスイッチングがどのように行われているかを分析し、そのメカニズムを解明する。大学における英語使用が進む中で、その実態を明らかにした先駆的研究。
寅丸真澄 著
日本語教室という場についての認識の変遷を示し、そこで必要とされる学びについて考察した上で、談話分析と相互行為分析の手法を用いて、教室設計・教室運営、および、学習者の認識の変容という視点から教室活動を分析。意味のある授業とは何かという問いを追究する。
中山亜紀子 著
韓国人留学生のライフストーリーを分析し、感情、情動、葛藤を伴った第二言語習得/使用の体験を丁寧に描き出した上で、「自分らしさ」という視点から言語習得という営みを考えていく。
有田佳代子 著
日本語教師が抱える「葛藤」に焦点を当てた研究書である。教師の「葛藤」が、個人的な要因だけから生じるものではなく、社会構造的な拘束を受けて生じるものであることを訴えることで、教師の心理的負担の軽減、および、葛藤の解消を図るとともに、政治や社会制度の変革の契機ともする。
野々口ちとせ 著
地域日本語教室における談話を分析したもの。教室活動における言語学習観と言語の機能に着目し、他者との共生について〈言語を使って主体的に考え行動する〉学習を追求する。
峯布由紀 著
日本語の発達過程の全体像を示したうえで、脳内における言語処理の発達のしくみと、人間が外界からの刺激を取り込み学習するプロセスという側面から、第二言語としての日本語がどのように発達するかを描き出し、そのモデルを提示する。
栁田直美 著
接触場面における母語話者側の言語的調節に焦点を当て、その実態を明らかにしたものである。非母語話者の日本語習得に主眼が置かれたこれまでの接触場面研究とは一線を画す好著。
広瀬和佳子 著
第二言語で読み書きを学ぶ教室がどのようにあるべきかを追究した実践研究。読み書きを、他者とのあいだで営まれる相互行為であると捉えることで、ことばの道具的・実用的側面のみを重視してきた従来の教育方法の変革を促す。