日本語教育

日本語教育学の新潮流

接触場面における二言語使用の可能性 : 多言語多文化キャンパスの構築に向けて

田崎敦子 著

日本人学生/教員と留学生の間で、日本語と英語のコードスイッチングがどのように行われているかを分析し、そのメカニズムを解明する。大学における英語使用が進む中で、その実態を明らかにした先駆的研究。

日本語教育学の新潮流

学習者の自己形成・自己実現を支援する日本語教育

寅丸真澄 著

日本語教室という場についての認識の変遷を示し、そこで必要とされる学びについて考察した上で、談話分析と相互行為分析の手法を用いて、教室設計・教室運営、および、学習者の認識の変容という視点から教室活動を分析。意味のある授業とは何かという問いを追究する。

日本語教育学の新潮流

「日本語を話す私」と自分らしさ : 韓国人留学生のライフストーリー

中山亜紀子 著

韓国人留学生のライフストーリーを分析し、感情、情動、葛藤を伴った第二言語習得/使用の体験を丁寧に描き出した上で、「自分らしさ」という視点から言語習得という営みを考えていく。

言語教育実践 イマ×ココ

言語教育実践 イマ×ココ[No.4]: 現場(イマ×ココ)の実践を記す・実践を伝える・実践から学ぶ

イマ×ココ編集委員会 編

『イマ×ココ』は、言語教育における実践の共有をめざす雑誌(年刊)です。現場の実践を丸ごと記し・伝えること、それを共有し、それぞれの眼差しで意味づけることで、実践をより豊かで多様なものに変えていくことができる、という信念の下に創刊されました。

日本語教育学研究

接触場面の言語学 : 母語話者・非母語話者から多言語話者へ

村岡英裕 サウクエン・ファン 高民定 編

社会言語学や日本語教育の分野において広範に進められてきた接触場面研究のアーカイブとして役立つよう、幅広い研究の成果を収録。接触場面研究の全体像を概観しつつ、今後の展望を示す。接触場面を研究する者にとって必読の書。

日本語/日本語教育研究

日本語/日本語教育研究[7]2016

日本語/日本語教育研究会 編

2009年に設立された日本語/日本語教育研究会の研究会誌第7号。

好評

もう教科書は怖くない!! 日本語教師のための 初級文法・文型 完全「文脈化」・「個人化」アイデアブック 第1巻

川口義一 著

30年を超える日本語教師歴を誇る筆者が、初級の教え方を懇切丁寧に説明する本です。「個人化」と「文脈化」を手掛かりに、長年にわたる実践の中で編み出された教え方のテクニックが余すところなく記されています。第1巻では、初級日本語教育の問題にどう立ち向かうのか、その教授理念が中心に語られています。

好評

第二言語としての日本語習得研究の展望 : 第二言語から多言語へ

長友和彦 監修、森山新・向山陽子 編

グローバル化の進む世界は今、急ピッチで多言語化している。そのような中、第二言語としての日本語の習得研究・教育もまた、第二言語から多言語へのパラダイムシフトが求められている。過去・現在を展望しながら、今後の進むべき道を示す。

好評

日本語で社会とつながろう! : 社会参加をめざす日本語教育の活動集

西俣(深井)美由紀・熊谷由理・佐藤慎司・此枝恵子 著

日本語の知識を得て、コミュニケーションが取れるようになるだけでは終わらず、日本語を使って積極的に社会(コミュニティ)と関わり、社会を変える力を身につけることを目指す日本語教育を提案している。理念だけでなく、その実践を具体的かつ詳細に紹介した1冊。

日本語教育学の新潮流

日本語教師の「葛藤」: 構造的拘束性と主体的調整のありよう

有田佳代子 著

日本語教師が抱える「葛藤」に焦点を当てた研究書である。教師の「葛藤」が、個人的な要因だけから生じるものではなく、社会構造的な拘束を受けて生じるものであることを訴えることで、教師の心理的負担の軽減、および、葛藤の解消を図るとともに、政治や社会制度の変革の契機ともする。