日本語教育学研究

日本語教育実習事例報告 : 彼らはどう教えたのか?

丸山敬介 著

長年日本語教師養成に関わってきた筆者が、実習授業を質的に分析したもの。教室の持つ文脈の多様性と、それに応じた実習生の活動の多様性の中に身を置いてきた筆者による到達点。

日本語/日本語教育研究

日本語/日本語教育研究[6]2015

日本語/日本語教育研究会 編

2009年に設立された日本語/日本語教育研究会の研究会誌第6号。

好評

上級・超級日本語学習者のための 考える漢字・語彙 超級編

藤田佐和子 著

超級学習者向け漢字教材。旧日本語能力試験の1級と2級の漢字を学ぶ。豊富な生教材を収録。コロケーション、漢字・語彙のネットワーク、読み分けや使い分けのルールなどについて深く考えることで、自ら学ぶ力をつける。

好評

上級・超級日本語学習者のための 考える漢字・語彙 上級編

八木真生・早川幸子・中村朱美 著

上級学習者向けの漢字教材。旧日本語能力試験の1級と2級の漢字を学ぶ。豊富なコロケーション情報を掲載し、類義語の使い分けなどについて深く考えさせる内容となっている。

一橋日本語教育研究

一橋日本語教育研究 3号

一橋日本語教育研究会 編

一橋日本語教育研究会の研究会誌。一橋日本語教育研究会とは、一橋大学大学院言語社会研究科第2部門に所属する現役学生、修了生および、教員を中心とした研究会で、2012年に設立された。年一回刊行。

日本語教育学の新潮流

接触場面における母語話者のコミュニケーション方略 : 情報やりとり方略の学習に着目して

栁田直美 著

接触場面における母語話者側の言語的調節に焦点を当て、その実態を明らかにしたものである。非母語話者の日本語習得に主眼が置かれたこれまでの接触場面研究とは一線を画す好著。

日本語教育学の新潮流

相互行為としての読み書きを支える授業デザイン : 日本語学習者の推敲過程にみる省察的対話の意義

広瀬和佳子 著

第二言語で読み書きを学ぶ教室がどのようにあるべきかを追究した実践研究。読み書きを、他者とのあいだで営まれる相互行為であると捉えることで、ことばの道具的・実用的側面のみを重視してきた従来の教育方法の変革を促す。

日本語教育学の新潮流

第二言語によるパラフレーズと日本語教育

鎌田美千子 著

本書は、第二言語としての日本語によるアカデミック・ライティング教育の基礎研究の一つとして、留学生のパラフレーズ(言い換え・書き換え)に注目し、問題点とその要因の解明を目指したものである。今後の留学生に対するアカデミック・ライティング教育を展開するための新しい視座を提示する。

好評

日本語と韓国語における可能表現 : 可能形式を文末述語とする表現を中心に

高恩淑 著

日本語と韓国語の可能表現について、幅広い視点から詳細な分析を行った研究書。日本語と韓国語の可能表現において残されていた課題を解決したうえで、両言語の「ずれ」を示すことで、日韓対照言語学に新たな知見を提示する。

好評

人工内耳装用児の言語学習活動 : フォーカス・オン・フォームによる「あげる・くれる・もらう」の指導

星野友美子 著

人工内耳を装用する子どもに対して、第二言語習得理論に基づいた指導が有効であることを示す。3年間にわたる学習活動の観察から、習得における問題点と効果的なフィードバックの方法を提示する。