日本語教育学の新潮流

相互行為としての読み書きを支える授業デザイン : 日本語学習者の推敲過程にみる省察的対話の意義


シリーズ日本語教育学の新潮流 11
書名相互行為としての読み書きを支える授業デザイン
日本語学習者の推敲過程にみる省察的対話の意義
編著者広瀬和佳子 著
定価3,960円(税込)
ISBN978-4-904595-57-2
発行日2015年2月28日刊行
その他A5判 上製 360頁

紹介文

本書は、第二言語で読み書きを学ぶ教室がどのようにあるべきかを追究した実践研究である。読み書きは、書き手の頭の中に閉じられた認知的活動ではなく、他者とのあいだで営まれる相互行為であると捉えることで、ことばの道具的・実用的側面のみを重視してきた従来の教育方法ではなく、相互行為の過程に生じる言語的、対人的、制度的な対立や矛盾を自分自身で意味づけていく場をつくるような教育への展開を図る。

目次

序章 読み書きで何を学ぶのか
第1章 第二言語のライティング研究
第2章 [研究1]読み手の解釈の多様性と添削の限界
第3章 [研究2]ピア・レスポンスが推敲作文に及ぼす影響
第4章 相互行為としての読み書きを支える授業デザイン
第5章 [研究3 ]相互行為として書く過程
第6章 [研究4]教室での対話から生まれることば
第7章 総合考察:相互行為としての読み書きがもたらすもの
終章 読み書き教育をめぐる展望

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