日本語教育

日本語教育学の新潮流

「多義性を持つ構文」の処理とその仕組み : 日本語及びその学習者の関係節の構造的曖昧性構文の処理を中心に

白春花 著

主要部後置型言語における関係節の全体的曖昧性構文の処理について調査した、心理言語学の研究論文。日本語、中国語、トルコ語、モンゴル語の母語話者の文処理を比較した上で、日本語を第二言語および第三言語として学ぶ者の文処理について調べている。

好評

どうすれば論文・レポートが書けるようになるか : 学習者から学ぶピア・レスポンス授業の科学

石黒圭・烏日哲 編集 井伊菜穂子・鎌田美千子・胡芸(艺)群・胡方方・田佳月・黄均鈞・布施悠子・村岡貴子

日本語学習者は、日本語による論文の書き方をどのように学んでいくのか。本書は、協働学習のひとつであるピア・レスポンスの授業に焦点をあて、その習得過程を明らかにしたものである。日本語教師のみならず、論文・レポートの執筆指導に携わるすべての人に有益な好著。

言語教育実践 イマ×ココ

言語教育実践 イマ×ココ[No.7] : 現場(イマ×ココ)の実践を記す・実践を伝える・実践から学ぶ

イマ×ココ編集委員会 編

『イマ×ココ』は、言語教育における実践の共有をめざす雑誌(年刊)です。現場の実践を丸ごと記し・伝えること、それを共有し、それぞれの眼差しで意味づけることで、実践をより豊かで多様なものに変えていくことができる、という信念の下に創刊されました。

日本語/日本語教育研究

日本語/日本語教育研究[10]2019

日本語/日本語教育研究会 編

2009年に設立された日本語/日本語教育研究会の研究会誌第10号。

日本語教育学の新潮流

言語少数派の子どもの概念発達を促す教科学習支援 : 母語と日本語が融合したことばのやり取り

滑川恵理子 著

日本の学校に通う「日本語を母語としない」子どもたちに対する母語と日本語の両方を用いた教科学習支援の実践を通して、子どもたちの概念発達のプロセスを示す。日常生活から得た知識や体験を、授業で扱われる抽象概念に発展させることの重要性を説く。

好評

〈やさしい日本語〉と多文化共生

庵功雄・岩田一成・佐藤琢三・栁田直美 編

外国人への情報伝達の方法を探るためのものとしてスタートした〈やさしい日本語〉だが、その対象はいまや、子ども、ろう者、知的障害者へと広がっている。〈やさしい日本語〉そのものを再検討しつつ、その応用の可能性を示す。

日本語教育学の新潮流

日本語表現力と批判的思考力を育むアカデミック・ライティング教育 : 中国の大学の日本語専攻における対話を生かした卒業論文支援を例に

楊 秀娥 著

中国の大学の日本語専攻課程において行った卒論作成の支援活動をもとに、学習者の表現力と思考力を育む卒論支援を考察する実践研究。卒論作成のプロセスの中で学習者がどのような学びを得ているかという観点から、中国における日本語専攻教育への提言を行っている。

言語教育実践 イマ×ココ

言語教育実践 イマ×ココ[No.6]: 現場(イマ×ココ)の実践を記す・実践を伝える・実践から学ぶ

イマ×ココ編集委員会 編

『イマ×ココ』は、言語教育における実践の共有をめざす雑誌(年刊)です。現場の実践を丸ごと記し・伝えること、それを共有し、それぞれの眼差しで意味づけることで、実践をより豊かで多様なものに変えていくことができる、という信念の下に創刊されました。

日本語教育学の新潮流

中国人日本語学習者の学習動機はどのように形成されるのか : M-GTAによる学習動機形成プロセスの構築を通して見る日本語学校での再履修という経験

中井好男 著

中国人日本語学習者の学習動機の形成プロセスを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)によって理論化する。また、教師が再履修者をどう捉えているかについても分析。両者を通し、日本語教師や日本語学校のあり方を考える。

好評

もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする 《冒険家メソッド》

村上吉文 著

人気ブログ「むらログ」の村上吉文先生が、SNS などインターネットを活用した外国語独学法「冒険者メソッド」を伝授します。独学で外国語をマスターしたい人はもちろん、ネットを授業に活用したい語学教師も必読の1 冊です。