言語研究・言語教育にかかわる者、あるいは多文化主義にかかわる者が、行政関係者、経済界、異領域の研究者、そしてなによりも当事者とそれを支援する市民との対話をとおして、多文化主義・多言語主義を批判的に問い直す。
言語研究・言語教育にかかわる者、あるいは多文化主義にかかわる者が、行政関係者、経済界、異領域の研究者、そしてなによりも当事者とそれを支援する市民との対話をとおして、多文化主義・多言語主義を批判的に問い直す。
松岡洋子・足立祐子 編
「ことばができればすべては解決するのか?」という疑問を手がかりとして、アジア、欧州の移民に対する言語教育政策、現場での実践を紹介。これまでの外国人政策と日本語教育を批判的に振り返りつつ、日本社会のあるべき姿を模索する。
下地理則・パトリック ハインリッヒ 編
「琉球諸語をはじめとする消滅危機言語の復興・維持に関して、社会言語学、記述言語学、言語教育学の専門家たちの議論、コミュニティの現場におけるさまざまな取り組みを紹介する。消滅危機言語に対して言語学には何ができるのか、その課題と可能性が見えてくる。
佐々木倫子・岡典栄 編
このDVDは、「手話」を切り口に、言語的・文化的マイノリティとしてのろう者の存在と、その課題を明らかにした書籍『ろう者から見た「多文化共生」』(ココ出版)の内容を、執筆者本人が日本手話で語りなおしたものです。
佐々木倫子 編
ろう者とは誰か? そして、何が彼/彼女たちを不可視の存在としてきたのか? 本書は、「手話」を切り口に、言語的・文化的マイノリティとしてのろう者の存在と、その課題を明らかにする。
北脇保之 編
同化主義の陥穽に陥ることなく社会統合を行うことは可能なのか? 地方自治・経済・法律・教育・日本語教育・労働・福祉・地域の現場で、「多文化共生」の旗印の下に行われてきた、さまざまな実践を踏まえ、「開かれた日本」の在り方を模索する。巻頭に、中川正春氏を交えた座談会を収録。
田中慎也・木村哲也・宮崎里司 編
多様な他者を受け入れる「移民の時代」を迎えるにあたって、求められる言語政策・言語教育とは何か。研究者と企業・NPO・NGOといった外国人支援の現場で活動する専門家が議論を展開。言語政策、言語教育政策の最前線における課題と向き合う。
川上郁雄・石井恵理子・池上摩希子・齋藤ひろみ・野山広 編
多様な背景をもつ「移動する子どもたち」への教育を整備することが、喫緊の課題となっている。JSL教育の最前線でこの課題に取り組んできた編者たちが、ESL教育の理論と実践、異領域の専門家との対話を通して、新たな「ことばの教育」の理念と方法を模索する。
髙橋舞 著
花崎皋平、岡真理らの思想を援用しつつ、豊かな「関係性社会」を切り拓く真の共生教育の構築をめざす。個人のエンパワーメントを目的とした「被害者教育」から、自らの加害性を自覚し、他者を植民地化する暴力を抑制する「加害者教育」へ。気鋭の教育学者が挑むポストコロニアル教育論。