シリーズ 多文化・多言語主義の現在

「移動する子どもたち」のことばの教育を創造する : ESL教育とJSL教育の共振


シリーズシリーズ 多文化・多言語主義の現在 2
書名「移動する子どもたち」のことばの教育を創造する
ESL教育とJSL教育の共振
編著者川上郁雄・石井恵理子・池上摩希子・齋藤ひろみ・野山広 編
定価2,640円(税込)
ISBN978-4-904595-01-5
発行日2009年3月27日刊行
その他四六判 上製 356頁

紹介文

国境を越えて移動する人々が地球規模で増加する中、日本においても「移動する子どもたち(Children Crossing Borders)」への教育を整備することが、喫緊の課題となっている。多様な背景をもつ子どもたちが、日本社会で疎外されることなく、力強く生きていくための「ことばの力」を育てなければならない。JSL(Japanese as a Second Language)教育の最前線でこの課題に取り組んできた編者たちが、オーストラリアにおけるESL(English as a Second Language)教育の理論と実践、異領域の専門家との対話を通して、新たな「ことばの教育」の理念と方法を模索する。

目次

はじめに 「移動する子どもたち」とともに生きるとは 川上郁雄

第一部     「ESLの子どもたち」のことばの力を育てる
 序章 オーストラリアのESL教育の流れと論者たち 川上郁雄
 一章 スキャフォールディングの実践とその意味―在籍学級のESL生徒の学びをどう支えるか ジェニファー・ハモンド
 二章 ことばのレンズを通して教科学習を考える ポーリン・ギボンズ
 三章 オーストラリアのESLバンドスケール再考―ESL生徒の評価と支援に向けた再調査を踏まえて ジェニー・グース
 四章 体験型学習活動のすすめ ダイ・ハーウッド

第二部 「JSLの子どもたち」のことばの力を育てる
 序章 日本のJSL教育の意義を問い直す ―「年少者日本語教育学」の構築を目指して 池上摩希子
 一章 年少者日本語教育の構築に向けて―子どもの成長を支える言語教育として 石井恵理子
 二章 日本語能力の把握から実践への道すじ ―「JSLバンドスケール」の意義と有効性 川上郁雄
 三章 「学習参加のためのことばの力」を育む―文部科学省開発「JSLカリキュラム」の方法論とその実践事例から 齋藤ひろみ
 四章 年少者日本語教育における実践と研究―「実践を語る」意味 池上摩希子

第三部 異領域との対話
 序章 異領域との対話から生まれる気づきと連携 石井恵理子
 一章 ことばの力とは何か 渋谷孝×川上郁雄
  [対談コメント]学校教育における言語教育が目指すもの 石井恵理子
 二章 学校現場から―中国帰国児童に学ぶ 折田正子×齋藤ひろみ
  [対談コメント] JSLの子どもたちに求められる環境 池上摩希子
 三章 子どものことばの力を育てる読書コミュニティーの実践 庄司一幸×石井恵理子
  [対談コメント]JSLの子どものことばを豊かに発達させる「読み聞かせ」活動 齋藤ひろみ
 四章 教科学習とことばの力―ESLとJSLの場合 バトラー後藤裕子×池上摩希子
  [対談コメント]バトラー―池上対談からみえるJSL教育の課題 佐藤郡衛
 五章 JSL児童生徒の受け入れ・学習支援における制度面での展開 佐藤郡衛×野山広
  [対談コメント]年少者日本語教育学の構築へ向けて何が必要か 川上郁雄

[対談シリーズを振り返る―今、そして未来へのパースペクティブ]
 六章 既成カテゴリーの再検討をせまる教員養成 バトラー後藤裕子
 七章 今こそ、子どもの学びを支える政策構築を―共振から大転換へ 野山広

あとがき ESLとJSLのシンクロニシティー 川上郁雄

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