書名 | 〈事態把握〉における日韓話者の認知スタンス 認知言語学の立場から見た補助動詞的な用法の「ていく/くる」と「e kata/ota」の主観性 |
編著者 | 徐珉廷 著 |
定価 | 3,960円(税込) |
ISBN | 978-4-904595-33-6 |
発行日 | 2013年3月25日刊行 |
その他 | A5判 上製 248頁 |
紹介文
人は、言語化する際にどのように事態を把握し、表現するのか。各言語によって〈事態把握〉の傾向には差異があり、〈好まれる言い回し〉(fashions of speaking)は異なるといわれる。本書は、言語類型論的によく似ており、ともに主観的な把握を好むとされる日本語と韓国語に注目し、両言語の〈事態把握〉の異同について研究している。日本語の「ていく/くる」と韓国語の「e kata/ota」の補助動詞的な使い方についての詳細な分析を通して、両言語の主観性の度合いを英語・中国語とも比較しながら明らかにする。認知言語学、日韓対照研究への学術的貢献のみならず、日本語教育や韓国語教育への応用にもつながる論考。