書名 | はじめてみませんかリレー作文 新しい協働学習の試み |
編著者 | 野口潔・大須賀茂 編著 |
定価 | 3,080円(税込) |
ISBN | 978-4-86676-066-7 |
発行日 | 2023年4月30日 刊行 |
その他 | A5判 並製 234頁 |
紹介文
リレー作文は、話し合いを交えながら、複数人が内容を書きつなぎ、一つの物語を完成させる活動です。途中まで書かれた文章を読み、その設定や意図を尊重しながら自分の文章を展開したうえで、さらに次の人にバトンを渡していく。その一連の活動からは、言語・教育的な効果だけでなく、心理的、精神的、さらには、社会的、文化的な効果も期待できます。本書は、そのようなリレー作文の入門書です。理論的背景や評価方法を示す「理論編」とさまざまな実践を紹介する「実践編」を収録し、リレー作文の活動方法がわかりやすく紹介されています。本書を手に、みなさんも新しい協働学習に挑戦してみませんか?
目次
はじめに 野口 潔・大須賀 茂
第1部 理論編
第1章 リレー作文・理論的背景・社会的背景
野口 潔
第2章 【評価法】アメリカからリレー作文の評価法を考える: グローバル社会を見据えて
大須賀 茂
第3章 リレー作文の進め方・タスク活動・実践例
野口 潔
第2部 実践編1 基本情報
第4章 【香港・初級】時系列と起承転結構成を使った創作活動
水戸 淳子
第5章 【アメリカ・ゼロ初級】修正活動と使用された語彙・文型・文法そして文章の結束性・一貫性: オンラインライブ授業での活動
岡田 彩・野口 潔
第6章 【アメリカ・ゼロ初級】短文完成タスク: 完成までのプロセス・相互行為・熟達度
岡田 彩・野口 潔
第3部 実践編2 初級・中級
第7章 【アメリカ・中級】21世紀スキルに基づく目標設定と評価
大須賀 茂
第4部 実践編3 上級・日本語母語話者
第8章 【韓国・上級】授業実践に向けたパイロット・スタディ
安 志英
第9章 【日本・上級】プロジェクト型学習で語彙知識はどう変化したか
野口 潔
第10章 【日本・上級+母語話者】ナラトロジーの観点から直示表現と焦点化効果の分析: 授受表現・「~ていく」「~てくる」を中心に
田邊 和子
第11章 【日本・日本語教師/日本語教師志望者】リレー作文の可能性を拓く: 多彩な学びのあり方
嶋津 百代
索引
執筆者紹介
ご購入はこちらから
Amazon 凡人社 そうがく社 にほんごブックス 大谷書店
その他、全国の書店にてご注文いただけます。
書店様へ
各取次へは、日本出版貿易を経由して搬入可能です。