書名 | 聞こえなくても大丈夫! 人工内耳も手話も |
編著者 | バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 監修 阿部敬信 編著 中川信子・松﨑丈・池田亜希子・狩野桂子・玉田さとみ 著 |
定価 | 2,200円(税込) |
ISBN | 978-4-86676-035-3 |
発行日 | 2022年3月28日 刊行 |
その他 | A5判 並製 144頁 |
紹介文
ろう・難聴児の早期支援のために—
ろう児の思考スタイルに合った効果的なコミュニケーション方法を紹介
聞こえないお子さん、聞こえにくいお子さんを持つ保護者の中には、どう子育てをしていけばよいのか、不安や悩みを抱く方がいらっしゃると思います。また、そのようなお子さんや保護者に関わる言語聴覚士などの専門家でも「本当にこれでいいのだろうか」と悩むことがあるのではないでしょうか。そのような不安や悩みに寄り添いながら、みんなでともに考えていこうというのが本書のコンセプトです。
第1章は、2020年7月に開催された「バイリンガル・バイカルチュラルろう教育シンポジウム2020」での話題提供を基にしたもので、第2章は、その際に寄せられた質問にお答えするQ&Aになっています。そして、第3章では、これまで見過ごされてきた「ろう児の思考スタイル」を具体的な事例で紹介します。
【ろう・難聴児の子育てに適した手話表現を動画でたくさん紹介します!】
手話についての説明は文字やイラストだけでは伝わりにくいため、その補助として豊富な動画を用意しました。
一部の章では動画を視聴しつつ、本を読み進めていただく形を採っています。
動画は以下のサイトでご覧いただけます。
https://bbed.org/com/baby
目次
第1章 ろう・難聴児の新しい子育て
▶子どもの発達で最も大切なこととは 中川信子
▶研究者から見た ろう・難聴児のことばの発達と概念形成 松﨑丈
▶明晴プレスクールめだかの実践報告
―生後5カ月からYES/NO疑問文、10カ月で幼児語が見られる 池田亜希子
▶ろう乳児早期支援と人工内耳の現状と課題 阿部敬信
第2章 いろいろな疑問に答えて
回答者 阿部敬信・中川信子・松﨑丈・池田亜希子
第3章 ろう児の思考スタイル
―ろう児は「聞こえない聴児」ではない 狩野桂子・玉田さとみ
コラム01 二つの世界に生きる子どもたちと 松岡和美
コラム02 BC州のろう難聴児の早期支援について 重光泰明
コラム03 コミュニケーションの基礎を築くために 高嶋由布子
コラム04 手話が当たり前の学校、坂戸ろう学園 棚田茂
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