書名 | 「やさしい日本語」は何を目指すか 多文化共生社会を実現するために |
編著者 | 庵功雄・イ ヨンスク・森篤嗣 編 |
定価 | 2,640円(税込) |
ISBN | 978-4-904595-38-1 |
発行日 | 2013年10月12日刊行 |
その他 | A5判 並製 352頁 |
紹介文
「やさしい日本語」の最前線がわかる1冊。「やさしい日本語」の持つ3つの側面(補償教育の対象/地域社会における共通言語/地域型初級の対象)を軸に議論を展開しつつ、「外国人」だけでなく、「視覚/聴覚障がい者」へも対象を広げ、その可能性をさぐる。日本語母語話者がごく自然に「やさしい日本語」を話し、非母語話者の日本語がごく自然に受け入れられるような、成熟した多文化共生社会の到来を願って。
目次
第1部 「やさしい日本語」の実態
第1章 「やさしい日本語」とは何か 庵功雄
第2章 「やさしい日本語」の歴史 岩田一成
第3章 やさしい日本語による情報提供 : NHKのNEWS WEB EASYの場合 田中英輝 美野秀弥 越智慎司 柴田元也
第4章 「やさしい日本語」で作る地域社会 尾﨑明人
第5章 「やさしい日本語」と接触場面 栁田直美
第2部 「やさしい日本語」の諸相
第6章 語彙から見た「やさしい日本語」 森篤嗣
第7章 文法から見た「やさしい日本語」 岩田一成
第8章 「やさしい日本語」と文章の理解—-背景知識の重要性 石黒圭
第9章 「やさしい日本語」作成支援システムとコーパス検索システム 児玉茂昭
第10章 「やさしい日本語」自動変換システム 山本和英・杢真奈見
第11章 リーディング・チュウ太と「やさしい日本語」 川村よし子
第12章 「やさしい日本語」を書く際の配慮・工夫の多様なあり方 宇佐美洋
第3部 「やさしい日本語」について考える
第13章 「やさしい日本語」と国語教育 森篤嗣
第14章 日本語教育が「外国人対策」の枠組みを脱するために :「外国人」が能動的に生きるための日本語教育 イ・ヨンスク
第15章 情報保障と「やさしい日本語」 あべ やすし
第16章 ろう児への日本語教育と「やさしい日本語」岡典栄
第17章 「やさしい日本語」の批判的検討 安田敏朗
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