書名 | どうすれば論文・レポートが書けるようになるか 学習者から学ぶピア・レスポンス授業の科学 |
編著者 | 石黒圭・烏日哲 編集 井伊菜穂子・鎌田美千子・胡芸(艺)群・胡方方・田佳月・黄均鈞・布施悠子・村岡貴子 |
定価 | 2,640円(税込) |
ISBN | 978-4-86676-020-9 |
発行日 | 2020年2月28日刊行 |
その他 | A5判 並製 292頁 |
紹介文
日本語学習者は、日本語による論文の書き方をどのように学んでいくのか。本書は、協働学習のひとつであるピア・レスポンスの授業に焦点をあて、その習得過程を明らかにしたものである。授業中のディスカッション、授業前後のインタビューなど、学習者の多くの声を拾い上げ、それらを中心に詳細な分析を加えることで、ピア・レスポンス授業の実際を描き出す。日本語教師のみならず、論文・レポートの執筆指導に携わるすべての人に有益な好著。
目次
はじめに
第1章
ピア・レスポンスの授業設計 :
学習者はどうすれば研究力が身につくのか
石黒 圭
第2章
論文作成における表現修正のリソース :
学習者は何をきっかけに論文を修正するのか
烏日哲
第3章
論文作成におけるパラフレージングの展開 :
学習者は表現をどのように言い換え改善するのか
鎌田美千子
第4章
論文作成における文献引用法の改善 :
学習者は先行研究の引用法をどのように学ぶのか
村岡貴子
第5章
論文作成における仲間と教師のコメント :
学習者は誰のどのようなコメントを論文に反映させるのか
井伊菜穂子
第6章
話し合いによる研究テーマの深まり :
学習者は研究の方向性をどのように固めていくのか
胡 方方
第7章
話し合いによる研究意識の形成 :
学習者は分析と考察をどのように深めるのか
胡 芸(艺)群
第8章
授業参加によるライティング不安の変化 :
学習者はどのように不安を解消していくのか
田 佳月
第9章
授業参加による学習者の社会参加の過程 :
初めての学習者はピアにどのように参加していくのか
黄 均鈞
第10章
授業参加による学習者の変容 :
学習者は学術コミュニティの移動の中でどのように成長していくのか
黄 均鈞・田 佳月・胡 芸(艺)群
第11章
ディスカッションへの教師の介入 :
教師は学習者の話し合いにどのように働きかけるのか
布施悠子
おわりに
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