日本語教育学の新潮流

第二言語としての日本語の発達過程 : 言語と思考のProcessability


シリーズ日本語教育学の新潮流 13
書名書名第二言語としての日本語の発達過程
言語と思考のProcessability
編著者峯布由紀 著
定価3,960円(税込)
ISBN978-4-904595-64-0
発行日2015年4月30日刊行
その他A5判 上製 284頁

紹介文

本書は、日本語の発達過程の全体像を示しつつ、脳内における言語処理の発達のしくみと、人間が外界からの刺激を取り込み学習するプロセスという側面から、第二言語としての日本語がどのように発達するかを描き出し、そのモデルを提示する。理論的枠組みとしてPienemann(1998)の提唱するProcessability Theoryを用い、南(1993)の示す日本語の階層構造を援用しつつ、日本語学習者の発話データを分析。異なる文法カテゴリーに属する言語形式の発達過程を横に並べて、その全体像を示す。

目次

序章
第1章 脳内の第二言語処理とその発達
第2章 Processability Theory
第3章 テンス・アスペクトの習得
第4章 接続辞の習得
第5章 とりたて詞、ダケとシカの習得
第6章 文末表現の習得
第7章 日本語の文の階層構造と発達段階
終章 まとめ

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