3.11で延期になった春の祭典“Minamata Now!”が突如として底知れぬリアリティをもって立ち上がってきました。ヒロシマ・ナガサキ・ミナマタ、そしてフクシマ……。ミナマタがつきつけた複合汚染、多様な化学物質が何百万年とかけて作り上げてきた人類の頭脳や生殖器のフィルターを通りぬけた力は、今回、多重災害の姿をとってやすやすと水際を越えてきました。今こそミナマタからフクシマへ、写真・語り・芝居、そして最後の饗宴までたっぷりと満喫してください!(主催代表:春原憲一郎)
【知る】 「ミナマタ」写真パネル展示
13:30 ~
「水俣病と聞いて思い出すのは社会科の授業で習ったというおぼろげな記憶だ」という方も多いのではないでしょうか。ミナマタを撮影し続けた写真家の方々や、支援活動を続けている方々のご協力を得た展示により、「ミナマタ」のこれまでの歩みを振り返ります。 【写真家】桑原史成/宮本成美/小柴一良
【語る】 対談「沈黙から立ちあがることば」最首 悟 × 春原憲一郎
15:00 ~
不知火海総合学術調査以来ずっと水俣にかかわってきた最首さんに、水俣全史について個人的なエピソードを交えて子どもたちにも伝わるようわかり易く話していただきます。さらに「言葉なく語りかける重複障害者」の娘さんのことからフクシマへと、最首さんが希望に向けて考えつづける〈命〉学についてていねいにお聞きします。
【観る】 甦る伝説の一人芝居『天の魚』
17:00 ~
石牟礼道子作「苦海浄土」の1章をもとに砂田明さんが脚色・構成した演劇作品で、1979年水俣に始まった上演は、全国各地556回に及びます。92年に砂田さんが病に倒れて以後、上演が途絶えていました。今回、弟子で俳優の川島宏知さんによって、池上實相寺本堂を舞台に、胎児性水俣病の孫を持つ年老いた漁師の語りが甦ります。
ひとり芝居『天の魚』
原作:石牟礼道子 脚色:砂田明 潤色・主演:川島宏知
照明:小澤明彦 舞台監督・音響:白木喜一郎
【喰う】みんなで交流! ~お食事を片手に~
19:00 ~
この日の出来事を肴に参加者で語り合う時間です。初めて「ミナマタ」と出会った方も、長く付き合っている方も、お寺の広間で一緒に呑んだり食べたりいたしましょう。一見小難しいテーマには、そんな気楽な時間だって必要、ですよね?